出典:ⓒ高橋慶太郎・小学館 ヨルムンガンド製作委員会
「僕は武器商人と旅をした」
皆さん、『ヨルムンガンド』という作品をご存知ですか?
月間サンデージェネックスで連載されていた作品で、単行本は全11巻販売されている漫画です。武器商人ココ・ヘクマティアルとその周囲を取り巻く私兵団を、新入りで武器を憎む少年ヨナの視点から描く、銃撃戦あり、心理戦ありなハードボイルドな作品です。
読み始めた瞬間から、その世界に引き込まれる不思議な魅力を備えており、読み進めていくうちに、まるで登場人物たちと共に旅をしているかのような感覚さえ覚えます。
常にへらへらしているがその強さは底知れない、レーム。1kmの狙撃も難なくこなす、元警察官のルツといった、魅力的なキャラクター達もこの作品ならではでしょう。
アニメ化もされていて、評価も高いこの作品。
ふと、思うことがあります。それは、実写化したらどんな俳優さんが演じるのかな、と。
無論、これは私の想像。是非はあるかもしれませんが(そもそも実写化、と言うものに関しても)それは置いておいて、お付き合いいただけたらな、と思います。
あらすじ
―――僕は、武器商人と旅をした。
両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎む主人公の元少年兵ヨナは、神の悪戯か、若き武器商人の女性ココ・ヘクマティアルと、その部下である「ヒトクセもフタクセもあるが優秀な」私兵8人と世界各地を旅する事になる。
武器商人としてのビジネスと、そこに群がる敵の排除を重ねていくヨナ達だったが、その裏でココのある「計画」が浮かびあがってくる。
引用:サンデーGXヨルムンガンド特設サイト
http://sundaygx.com/jormungand/equipments/index.html
●著者情報
高橋 慶太郎(たかはし けいたろう)
@KeitarouT
漫画家です。
サンデーGXでデストロ246連載。
前作ヨルムンガンドは完結。
アニメ公式http://www.jormungand.tv/
引用:ツイッターhttps://twitter.com/KeitarouT
●主な作品
Ordinary± – 『アフタヌーンシーズン増刊』(2002年11号 – 14号)
Ordinary±梟-オウル- – 『月刊アフタヌーン』(2005年2月号)
『月刊サンデーGX』(2008年1月号付録冊子、再掲)
NIPPON TRIBUNE TRANSACTION – 『コミックブレイドGUNZ』(2004年Vol.2)
ヨルムンガンド – 『月刊サンデーGX』(2006年 – 2012年)
デストロ246 – 『月刊サンデーGX』(2012年5月号 – 2016年5月号)
隣のドッペルさんシリーズ(著:砂浦俊一、挿絵担当)
Fate/Grand Order – 一部キャラクターデザイン
ヨルムンガンド キャラ紹介
ココ・ヘクマティアル
HCLI社という企業の兵器の運搬から販売、営業までもこなす、裁量のある人物。白髪(銀髪?プラチナブロンドと表現されることもある)に碧眼を持つ白人女性。常に笑顔を絶やさない、不思議な女性。「フフーフ」という独特な笑い方をする。
ヨナ
本名ジョナサン・マル。銀髪と浅黒い肌をした西アジア系の少年。口数の少ない元少年兵。左目の下に切り傷の痕がある。西アジア某国の山岳部隊出身。過去に両親を殺されたことから、武器とそれに携わる者を激しく憎む一方で、武器に頼らなければ生きていけなかった境遇から、その恐ろしさと頼もしさを共に理解している。
レーム
本名レーム・ブリック。ココの周囲のリーダー格である壮年の白人男性。元々はアメリカ陸軍の特殊部隊デルタフォースに所属していた。古参兵の風格を漂わせ、実戦における司令塔として分隊員に指示を出す立場に回る事も多い。しかし、普段は自らを「超神兵」と名乗ったり、おっさん臭い物腰に加えて、常にへらへらしている。
バルメ
本名ソフィア・ヴェルマー。黒髪のフィンランド人女性。右目に眼帯をしている。筋肉質だが豊満な胸を持ち、体格が大きめ。元フィンランド軍の少佐。近接戦闘に非常に秀でており、作中では、硬いバン(恐らく防弾者)に対し「ウザい」と言い放ち、銃撃戦を止めて、直接乗り込みナイフで中の戦闘員を一網打尽にしていた。
ルツ
金髪の白人男性。元警察対テロ部隊の狙撃手。軽口が目立つお調子者でだが、狙撃の腕は一流。突っ込みに回ることが多い。そんな彼だが、「レームのおっさんならもっと早くやる」と発言しており、レームに一目置いてる様子。また、バルメの美貌にも鼻の下を伸ばしていることもある。
マオ
浅黒い肌のアジア系男性。砲兵部隊出身で、事故により部隊が解散、クビになったところをココに拾われたと本人は語っている。家族には「軍の仕事のために国外を飛び回っている」と嘘をついており、現在でこそ落ち着いているものの、それを負い目に感じていた。このことからもわかる通り、素直で温厚な性格。因みに、給料は軍人時代より三倍近く高くなったらしい。砲撃に関しての実力も高く、兵士としての実力も十分高い。
ウゴ
白人の大男。メンバーの中で唯一、軍や警察といった経歴を持たない。元マフィアの一員。卓越した運転技術を持っており、車で移動中に追走してきた車に対して、そのままの速度で反転・バック走しながらハンドガンで相手の運転手を撃つという離れ業をやってのけた。
アール
本名レナート・ソッチ。白人男性。イタリア人らしく女好き。バルメによく手を出しては返り討ちにあっている。メンバーの中ではムードメーカーな存在。諜報活動も行えるので、幅広い活動をしている。
トージョ
本名東條秋彦(とうじょうあきひこ)日本人の男性。眼鏡をかけたインテリな風貌だが、アールやルツと一緒にバルメにちょっかいをだして一緒に返り討ちに合うなど、案外スケベ。元自衛隊員で、その頃に得た知識と技術で情報処理を担当することが多く、ココに代わって交渉を行うことも。
ワイリ
本名ウィリアム・ネルソン。眼鏡姿の黒人男性。建築学を学んでいたが、気づけば爆弾で吹っ飛ばす方になっていたという。当時デルタフォースで大尉であったレームに建築爆破学の腕を買われ、化学兵器工場の爆破要員としてデルタの作戦に参加、その作戦でデルタに見惚れて数年後にデルタフォースの一員になった。爆弾に関する技術は超一流で、レームに「ワイリヤバイ」とまで言わしめた。
画像引用:ニコニコ大百科(仮)
ヨルムンガンド、実写化俳優予想!
という訳で、自分の妄想力をフルに働かせて、実写化の際の予想をしていきましょう!今回は日本人の役者さんで揃えてみようと思います!え?原作の雰囲気を壊す?
(∩゚д゚)アーアーきこえなーい
ココ・ヘクマティアル
市川実日子さん。常にクールに振る舞うココは、市川さんイメージがあります。特徴的な「フフーフ」という笑い方をしる市川さんの姿を想像すると割としっくりきます。市川さんと言えば。映画「シンゴジラ」での演技が記憶に新しい方も多いと思われます。
ヨナ
少年兵という事で、鈴木福君。私の中ではドラマ「人にやさしく」の須賀健太君が一番イメージに近いのですが「何年前の話だよ」と突っ込まれるのが目に見えていたので(笑)
ヨナも、決して感情が無い訳ではありませんが、基本的には無口で不愛想なんで、演技力の高い鈴木福君ならありじゃないかと言う結論に。というか、終始ムスっとしてる鈴木福君とか見てみたくありませんか?
レーム
レームのおっさんは正直かなり悩みました。だって。渋さとひょうきんさを併せ持っていて、なおかつ武器が似合いそうな人となるとあまり思いつかなくて……。でも、いましたよ、ある意味バッチリな方が。國村準さんです。煙草をくわえて、ライフルを構える姿、しっくりきますねぇ。実にダンディ。
バルメ
バルメの最大の魅力はその豊満な胸!と言いたいところですが、実はバルメの魅力はそこじゃないんですよね。どちらかというと、強さ。そして、シャワーシーンに映る筋肉!そう、バルメはかなりマッスルな肉体の持ち主なのです。しかし、豊満な胸を持つ女優さんだと、派手なアクションは似合わないし、かといってムキムキな女優さんもあまり見かけませんし……。ということで、ビジュアル面は妥協(許して!)アクションでかっこいいナイフ捌きを見せてくれそうな女優さんを探しました。無論、勝手なイメージで。結果、私が落ち着いたのは加藤夏希さんです。仮面ライダーの映画に出演し、アクションシーンも演じていた彼女ならば、問題なくバルメを演じられるかもしれません。
(こら、そこ!どっちかって言うとライバルのカレン・ロウじゃないとか言わない!)
ルツ
主役キャラの中でもダントツにイケメンなのがこのルツ。という訳で、イケメンで演技力も高い俳優さんとなると、真っ先に浮かんだのが藤原竜也さん。冷静に敵を打ち抜くスナイパーは彼が適役かなと思いました。
マオ
優しいおじさんと言った印象のマオは、竹野内豊さん。普段は笑顔も見せるマオですが、作戦となれば冷静にかつ的確に行動する様は、ただのおじさんじゃないなって感じもするので、そういう切り替えが光るタイプの方を選んでみました。122㎜砲を撃つ際には是非「耳塞いで口開けろ!」と叫んでほしいですね!
ウゴ
俳優ではありませんが柔道選手の篠原信一さんがビジュアルそっくりなんですよね。大きい体格、短い頭髪。そして顎。竹内力さんは少し年配になってしまいますが、イメージや雰囲気は当てはまると思います。
アール
いまいち影の薄いキャラのアール。いや、そんなことはないんですけども、他のキャラの個性が強すぎるあまり、あまり印象に残らない。そんな筈ないよってあなたは原作かアニメを最後まで見てますね?そう、実はアールには大きな秘密があるんですけども、ネタバレになるので伏せましょう。さぁ、イケメンで軟派な印象のあるアールにあてがう俳優さんはというと、ずばり、高良健吾さんです。ビジュアルがそっくりなんですよね。
トージョ
元自衛官のトージョは津田寛治さんが一番ですね。ビジュアルもそっくり、アニメ版の声優さんと声も似ている、演技力も高い、まさにピッタリ。これ以上にないくらいの適役かと思います。
ワイリ
ワイリはもう、マフィア梶田さんしかいません!俳優じゃないというツッコミはこの際、聞こえません。風貌、そして悪い笑顔をさせるにはこの人しかいないでしょう!國村準さんとマフィア梶田さんが「どうだ、ワイリ?」「ちょろいですね」ってやり取りするシーンを想像すると、自然と顔がにやけますね。ワイリの凄い所や見せ場は話の随所に見られるので、それだけマフィア梶田さんの活躍も多い筈。いや、構成とかにもよりますけど、多少はね?想像は自由だしね?期待しちゃいましょうよ!
アニメ動画
オープニング
ヨルムンガンド戦闘シーン1〜2話
まとめ
ミリタリモノ、という事で人を選ぶ作品には間違いありませんが、見た人がほぼほぼ面白いと感じる作品「ヨルムンガンド」。
その面白さは、単純なアクションだけではなく、要所要所に挟まるギャグや、セリフ回し、そして、その場限りのキャラであるにも関わらず、個性の強いキャラ達。更に、考え抜かれた世界観。そこに詰まっているのではないかと思います。最初は、ただココ一行が旅をして、その先々で起こるアクシデントに対応していくだけかと思えば、その裏では世界全体を巻き込む計画が進行していた、という壮大なストーリー。
先述しましたが、セリフも名言だらけです。各キャラのセリフを抜粋するだけでも、
「世界平和の為」byココ(どうして武器を売るのか、という質問に対して)
「戦争はものすごいスピードで変化する、しかもスゲェキモく進化すんのな」byレーム
「聞こえる、天国部下たちが感謝します少佐と叫ぶ声が」byバルメ
「そんなことはどうでもいい。必要なのはどこでだれを撃つか、それだけ」byヨナ
とまあ、緊迫した場面ではこんなセリフが多いですが、それ以外にも「気を引き締めろ!」と言うココに対し全員が「うぇ~い」と気の抜けた返答をするシーンなんかは思わず笑っちゃいます。
特撮が好きと言う方やミリタリが好きと言う方は、間違いなくハマるでしょう。ハリウッドのアクション映画が好きな人も間違いなくハマるでしょう。(実際、作中に「相手がメイトリックス大佐みたいなのだったらどうすんだ」というネタがあります)
ミリタリもアクションもそんなに興味ないよーって方、食わず嫌いせずに、取り敢えず見て欲しいです。
もしかしたら、オオハマりするかもしれません。不思議な魅力がありますから。
実写化は映画よりかは、ドラマの方がいいかもしれません。実際各キャラの見せ場が各話にある方がいいので、数時間に凝縮するよりかは、回を重ねるごとに深みが増すような作りが望まれる、うん、ドラマ向き。
しかし、ここ最近の実写化はいい評判をほとんど聞かないのも悲しい現実。配役もそうですが、一番はストーリーや謎の設定改変。この辺りがどうも……。
折角、魅力的なキャラクターたちなのですから、うまく活かしてほしいものです。
もし実写化したら成功してほしいと願う作品ですね。
ヨルムンガンドは完結していますので、同作者の連載中の作品「デストロ246」を紹介して締めとしましょう。
なぜ日本人だけで配役?
作品理解してくれ書いてるとは思えません。
0点
>caoさん
コメントありがとうございます^^
0点!
厳しいご意見をくださり参考になります。
この作品は大好きですよ^^
攻殻機動隊のようにハリウッド映画になれば最高なんですけどね。
どう見ても日本人配役では難しいので。
ただ、日本発祥の漫画なので日本人だけでの配役を考えました。
その点がちゃんと書いてなかったですね、すみません
( ;´Д`A “`
あくまで予想でこういった考えのもと書いているので、caoさん的には0点というのもわかります。
それでも、ご意見を書いてくださりうれしいです^^