あなたは、もし、飛行機に乗っている最中、非常事態になったらどうしますか?
目の前に酸素マスクが落ちてきたらすぐに付けますか?
それとも別に優先することがあればそちらを優先しますか?
実は、そんな非常事態で真っ先にしなければならないのは酸素マスクをつけることなんです。
そうしないと、ゾッとするほど恐ろしいことが起きます。
一瞬の判断ができなくて命にかかわるかもしれませんよ・・・。
非常事態になったときどうなるか
酸素マスクが目の前に落ちてくるということは、酸素が必要な状態であるということ。
何か非常事態が起き、航空機内の酸素が減少するとします。
その場合、ほんの数秒です、あっという間に航空機内の酸素レベルがガクン!っと落ちます。
そうすると、人間の体内の酸素飽和レベルが下がり、低酸素症になります。
酸素がない状態が続くと、考えることや行動など基本的なことが出来なくなります。
正確に意識を保てるのはほんの数秒しかないんです。
脳が機能しなくなるんです。
ホントに、ほんの数分の間で、今まで普通のことが当たり前のようにできていた人が、
朦朧として物の形も判別できなければ、手も動かせない状態になってしまうんですよ。
つまり、脳が酸素を失うと何もできなくなるので、
もし酸素マスクをつける前に他の誰かを助けようとしたら、
何かをする前に自分自身が動けなくなるか、
助けた後、意識を失って終わるかのどちらかになる可能性が高くなります。
他人の救助をしたい気持ちは誰にでもありますが、これでは本末転倒。
真っ先にしなければならないのは自分が酸素マスクをつけることなんです。
酸素は15分しか供給されないそうですが、体内の酸素レベルが低下し意識が無くなるまでには人によって差はありますが数秒~数分しかかからないようなので、15分もあれば十分すぎるようです。
始めが肝心ということですね。
まとめ
まず自分が酸素マスクをつけることがとても重要なことがお分かりいただけましたでしょうか?
2014年は世界の航空旅客数が33億人だったそうですが、全員がこの事を理解しているのか心配です。
飛行機に乗るとCAが最初に必ず酸素マスクや救命道具の使い方についてモニターや目の前で実践して教えてくれます。
毎回乗る度に「もう知ってるからいいや」なんて思っていましたが、私は思い出そうと思っても細かい順序を思い出すことはできません。
それだけ適当に聞いていたんだと思います。
事故なんてものはいつ起きるかわかりません。
非常事態でも助かることはありますが、もしかしたら飛行機は無事でも酸素不足で意識を失い何かしらの後遺症を残すことだってあり得ます。
皆さんも、もし酸素マスクが落ちてくるような非常事態に出くわしたら真っ先に自分がつけることを考えるようにしてくださいね。
そして、すぐに装着できるようCAの案内をしっかり聞いておきましょう。
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