お子さんと一緒に夜空を眺める、憩いのひととき。
「もし流れ星を見つけたらね、3回お願い事をするといいんだよ」
と教えてあげたら、
「流れ星ってどうして光るの?どうしてお願い事をするといいの?」
なんて聞かれたら、あなたは答えられますか?
今回は好奇心旺盛なお子さんも納得してくれるような、流れ星の説明の仕方をご紹介します☆
流れ星とは?小学生にわかりやすく説明するなら何て言う?
では早速、小学生にも分かりやすいような説明の例文をご紹介しましょう♪
「流れ星はね、夜のお空にキラキラと光り続ける星とは違うものなんだよ。
普通の星は、太陽みたいに自分自身でピカピカ光っているの。
でもね、流れ星は自分の力だけでは光ることができないんだよ。
実はね、流れ星の本当の姿は、私たちの指よりもずっと小さい石のかけらなんだよ。
そんな小さなものがどうして光るのか、不思議だよね?
この小さな塵(ちり)はね、地球のそばまですっごく速いスピードでやってくることがあるんだよ。
その時に、地球の周りにある空気とぶつかってしまうの。
この時にまるでマッチを擦るみたいに、この小さな石が燃えて明るくなるの。
でもすぐに燃え尽きてしまうから、流れ星が見えるのはちょっとの間だけなんだよ。」
このような感じでぜひ伝えてみてくださいね^^
流れ星とは何か?
流れ星の正体は、「流星物質(りゅうせいぶっしつ)」という宇宙にある塵です。
これは非常に小さいもので、全長約1ミリメートル~数センチメートルくらいの大きさしかありません。
これが最速で秒速40キロメートルにもなる猛スピードで地球にやってきたとき、大気中にある分子や原子と摩擦を起こします。
そのことで発光して、私たちの目に見えるのが「流れ星」なんです。
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どうして流れ星は光るのか?
一般的な星は「恒星」と呼ばれ、中心部でガスが核融合反応することにより、自らの力で燃えているため、夜空で光っているように見えます。
それに反し、流れ星の元である「流星物質」は、自らの力では光ることができません。
地球の大気圏に高速でやってくる流星物質は、空気中の極小の粒子である分子と衝突することで、流れ星となります。
流星物質が地球の大気中の分子とぶつかると、衝撃で電子という電気を帯びた極小の粒子がバラバラになってしまいます。
それがすぐに元の状態へ戻ろうとするとき、大きなエネルギーの差が生まれ、それが光という形で現れるんです。
どうしてお願い事をするのか?
それでは、どうして「流れ星を見たら3回お願い事をする」という言い伝えができたんでしょうか?
実は、日本では昔、流れ星は不吉な前触れを表す象徴でした。
「流れ星がたくさんあると日照りになってしまう」
「人が死ぬときには流れ星が見える」
などと言われていました。
流れ星に願い事をするという風習は、「ウラル・アルタイ語族」というヨーロッパ・アジア地域に住んでいた民族が行っていたとされています。
この民族の間で流れ星は、
「この世界の様子を見るために、神様がほんの少し開いた天の扉から漏れた光」
と信じられていました。
つまり、神様が私たちを見ている瞬間と考えられていたので、そのときに神様にお願い事をすると、それが聞き入れてもらえると思われていたのです。
また、キリスト教でもこのような考え方があり、流れ星に願い事をする由来とされています。
こちらでも、流れ星は神様が下界を覗いた時に漏れ出た天の光が流れ落ちたものと考えられているんですよ。
ですので、お子さんには、
神様が私たちのことを見ているこの時にお願い事を言うと、神様に聞こえやすくなるから、流れ星を見つけた時にお願い事を言うんだよ。」
と教えてあげましょう♪
まとめ
宇宙の小さな塵は、高速で地球の大気とぶつかり発光することで、「流れ星」という現象が起きます。
この流れ星にお願いをすると叶うという風習は、ウラル・アルタイ語族やキリスト教が由来とされています。
ちなみにアメリカでは流れ星を見つけると、
「マネーマネーマネー!」というとお金が入ってくるといいます。
願い事を繰り返すよりも簡単かも…!?
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