突然、真夜中に片付けや掃除をしたくなることってありませんか?
しかも決まって、大事な会議の前。
「こんなことに時間を使うくらいなら、もっと資料整理に時間を割きたい…!」
「早く寝たいのに、部屋の汚れが気になって仕方がない…!」
結果、一晩中掃除をしてしまっていた…。
部屋がキレイになるのはいいことです。
でも、大事な会議をフラフラ状態で参加してしまい、思うようなプレゼンができなかった…なんて困りますよね。
一体どうして、人はこんなことをしてしまうのでしょうか?
実はこれ、「ストレス」が原因の可能性があるんですよ。
今回は、「どうして夜中に掃除をしてしまうのか」その心理の原因を探りましょう!
原因がわかれば、どうすればいいのか解決策も見えてきますよ。
なぜ急に夜中に片付けや掃除がしたくなるのか?その理由は?
夜中に突然片付けや掃除がしたくなるのには、「自律神経」が関係しているといわれています。
自律神経というのは、体をコントロールしている神経です。
この自律神経には、
- 体を活動的にさせる「交感神経」
- 体を落ち着かせる「副交感神経」
これらがあります。
昼間は「交感神経」が働き、夜は「副交感神経」が働くので、私たちは昼間は活動的に、夜はゆっくり休むことができます。
しかし、夜遅くまでPCなどで作業をしていると、体は「交感神経モード」のままで、ゆっくり休むことができません。
そうなると体に負担がかかるので、体はなんとか「副交感神経モード」に切り替えようとします。
その時に、人は「部屋の片付け・掃除」がしたくなるんです。
不思議ですよね。
なぜかというと、部屋がキレイになると落ち着いて、「リラックスモード」になるからだと言われています。
掃除という行為は、気持ちの切り替えに良いと言われていますが、こういうことが作用しているのかもしれませんね。
つまり、掃除で「交感神経」をコントロールする方法をうまく使えば、夜にしっかり休むことができます。
ですので、夜中ではなく、夜寝る前に少しだけ片付ける習慣を身につけましょう。
すると、部屋は散らからないし、ゆっくりと休息を取ることができますよ。
- 昼間は「交感神経」が働き、夜は「副交感神経」が働く人間の身体。
- 夜遅くまで作業をすると、身体は「副交感神経モード」に切り替えようとする。
- そしてそれが、不思議と「部屋の片付け・掃除」がしたくなるという行動に現れる。
しかし、夜中に掃除をしたくなるという行動は、ただ単に「神経」の問題が原因というだけではないんです。
こんなことも言われています・・・。
実は夜中の掃除はストレス発散だった!?少し気持ちの余裕が大切もしれない・・・
その他にも、夜中に掃除をしてしまうということには、原因があるとされています。
実は、大事な会議前日の夜中に突然普段しない掃除をしてしまうという現象には、名前がついているんです。
これは心理学用語で、「セルフハンディキャップ」と呼ばれています。
この「セルフハンディキャップ」というのは、大切なことがある前の日の夜中に時間をかけて掃除をすることで、
「掃除で疲れてしまったせいで、今日はよい結果を出せなかった…」
と、自分の失敗を、掃除という行為に責任転嫁してしまうことをいいます。
「いや、そんなこと考えてなかったけど…」
という方もいると思います。
でも実は、これは無意識に起こってしまうものなんですよ。
なぜなら、それを意識的にしてしまうと、「言い訳」にならないからなんです。
この事を知ったとき、私も「(;゚Д゚)ハッ!」と思いました。
そういえば、次の日にプレゼンがある日や、大事な会議があるときに限って、夜中何かをしている・・・。
そしてクタクタの中、プレゼン・・・仕事。
今日はダメダメだったけど、昨日掃除してたからなぁ~・・・。
っと、自分に言い聞かせてる。
自分では気づかないうちに無理やり理由を作っていたということですね。
これは、プレッシャーによるストレスが原因とも言えます。
では、掃除に繋がるストレスを溜めないようにするにはどうすればいいのか?
ストレスを抱えた状態では、パフォーマンス能力も落ちてしまいます。
気持ちを切り替えて、「なんとかなる」くらいの気持ちで明日の会議に挑みましょう!
もし失敗してしまっても、大丈夫です。
「いやいや、大丈夫なわけないでしょ!」
そう思うかもしれませんが、そうやって気にすればするほどストレスはたまります。
プレッシャーに押しつぶされます。
ですので、いっそのこと一回頭の中を空っぽにしましょう!
失敗しないと学べないことも多いですし、まだまだ次がありますからね!!
「いやいや次なんてないかもしれないじゃないか!」
あなたの言う通りかもしれません。
でも、今「かも」って思いましたよね?
どうなるかわからないことを、今考えても仕方ありません。
物事はなるようにしかならないんです。
「どうしよう、どうしよう・・・」
と悩んでいればいるほどあなたの中にストレスが溜まっていきます。
するとどうなるのでしょうか?
ストレスが溜まれば溜まるほど、次の日のプレゼンや仕事での失敗率が高くなるんです。
そうです。
あなたが頭を抱えて、色々考えれば考えるほど失敗しやすくなっているんです。
それを無意識のうちに、自分の中で消化できる言い訳を作っているんですよ。
もし、ここで「いやいや次なんてないよ!」と思った方も、「次が無い」なんて言いきれますか?
上司に言われていたとしても、もしかしたら上司の気が変わるかもしれないという数パーセントの望みも自分で消してはいませんか?
「まぁ、なんとかなるでしょ!」
と思っている人の方が仕事の成功率も高く、長生きもします。
ストレスで円形脱毛症などの禿げる原因が無くなるかもしれません。
ですので、夜中に掃除をして翌日に影響が出るより、早めに睡眠する方が断然いいですよ。
また、仕事の効率を上げるために、7時間程度の睡眠をとった方がいいというデータもあります。
それ以下の睡眠時間では、徹夜したときと同じような状態に体が陥ってしまうといいます。
大事な勝負事が控えている日の前日こそ、深夜の掃除は避けて、しっかり睡眠を取ってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、なぜ、「急に夜中に片付け掃除をしたくなるのか?」についてお話させていただきました。
大事な日の前に掃除がしたくなってしまうのは、
- 交感神経のバランスを保つため
- セルフハンディキャップ
(自分の失敗を、掃除という行為などで責任転嫁してしまうこと)
これら2つの原因が考えられます。
ストレスを抱えてしまい、それが「掃除をする」という行為に向かってしまうのです。
大事な日の前日こそ、リラックスして早めの就寝を心がけてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
合わせて読みたい記事
最新情報をお届けします
Twitter でチクログをフォローしよう!
Follow @chiklogcheeeeek
コメント