お盆の行事はいろいろありますが、その中の一つに、「お墓参り」があります。
「昔から親に言われてきて、なんとなくしてきたけど、実はけっこうめんどくさい…。」
「もういない人たちのために、わざわざ忙しい合間をぬってお墓に行かなくってもいいんじゃない?」
実際はどうなんでしょうか?
お盆にお墓参りにいかないのは、アリ? ナシ?!
今回は、
- なぜお盆にお墓参りをしなければいけないのか?
- お墓参りをしないのはアリなのか?
- その理由
- お墓参りをしないとどうなるのか?
- 実は、お墓参りをしてはいけないときがあった・・・
これらについて調べましたので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
それでは、「お盆にお墓参りはなぜするのか?その理由は?」から見ていきましょう。
お盆にお墓参りはなぜするのか?その理由は?
さて、どうしてお盆にお墓参りをするんでしょうか?
お盆は、あの世からご先祖様の霊が、この世に戻ってくる日と言われています。
実は、お盆期間中は、ご先祖様たちはお墓にはいないんです…!
「あれ?じゃあお墓に行く意味ないじゃん!!」
…と思いますよね?
いえいえ、お盆にお墓に行くことには、意味があるんですよ。
まず、お盆の初日、8月13日(7月13日の地域も)は、「盆入」と呼ばれる日です。
盆入に、ご先祖様はこの世にやってきます。
私たち現世の人間は、この日にご先祖様をお墓にお迎えに行くんです。
提灯をもってお墓に行くご家庭も、多いのではないでしょうか?
これは「迎え火」といって、ご先祖様が迷わないようにするための灯りなんですよ。
そしてお盆の最終日、8月16日(7月16日の地域も)は、「盆明」と呼ばれる日です。
盆明に、ご先祖様はまたあの世に帰ります。
私たちは、ご先祖様をお墓までお見送りに行きます。
この時にお墓に持って行く提灯を、「送り火」といいます。
これは、ご先祖様の帰り道を明るく照らしてあげる灯りなんですよ。
「…あれ?」
ここで疑問が起きませんか?
「お盆中はご先祖様ってお墓にいないのに、お盆中にもお墓参りに行ってたんだけど?!」
確かになんだか意味のない行為のように見えますね。
でも、これも意味があるんですよ。
宗派によりますが、ご先祖様たちが不在の時のお墓は、仏様が留守番をしているという考え方があるんです。
その仏様に感謝の気持ちを伝えるために、お墓に行くこともあるんだそうですよ。
もしお盆にお墓参りをしないとどうなってしまうのか?もしかして呪われる・・・?
忙しい現代人は、毎年欠かさずお盆にお墓参りをするなんて難しいですよね?
私も実家は遠いので、5年に一度くらい行けたらいい方です。
「もしお墓参りをサボってたら、ご先祖様に祟られたりしないかな…?!」
…なんて不安になっている人、いませんか?
ご先祖様は、私たちを守ってくれる存在です。
お墓参りに行けなかったくらいで祟られる…なんてことはありませんよ。
もしお墓参りに行けなくても、心の中で、
「ご先祖様、ありがとうございます。」
と、手を合わせたいものですね♪
さて、お墓参りに行かないことで発生するリアルな問題は、「近所の目」です…。
私の知り合いの話なんですが、閉鎖的な地域に住んでいるので、お盆前にお墓掃除をしていなかったり、お盆中にお墓参りをしていないと、とやかく言われることがあるそうです。
あとは、「お墓参りにいかない=お墓がほったらかし」で、外観がよくない…と気にする人もいるようですね。
ですので、呪われるようなことはありませんが、「近所の目」を気にすることなく、できれば「ご先祖様、ありがとうございます。」という気持ちを込めてお墓参りに行きましょう。
実は、お盆にお墓参りをしてはいけないときがあるって知ってた?
お墓参りに出かけるとき、避けた方がよいとされているときがあるんですよ。
宗派によりますが、盆入と盆明以外の8月(7月)14日・15日は家にいたほうが良いという考え方があります。
上の項でも触れたように、お盆期間中にご先祖様がいるのは家の中です。
ですので、家で彼らをしのぶことが大切としているのだそうです。
また、お墓参り一般として、「友引」は避けた方が良いという考え方もあります。
友引には「友を道連れにする」という響きにつながるので、忌事を避ける傾向にあります。
なので、お墓参りもしない方が良い…という意見があるんです。
でも、現代人の私たちは、そこまで日にちにとらわれる必要はありません。
大切なのは、「ご先祖様を敬う心」です。
まとめ
もちろん行ける人は行った方がいいですが、お盆にお墓参りに行かなくてもバチが当たったりはしません。
でも、「今の自分があるのは、ご先祖様たちが居たおかげ」ということは忘れないでくださいね。
お盆のお墓参りとは、そういう意味があるのです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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