桜も散り始め、春真っただ中の2017年4月に「こと座流星群」が、観測条件最高で見られると予測されています。
自然の多い北海道には、素晴らしい鑑賞スポットが沢山あります!
北海道で星がきれいに見える鑑賞スポットや、観測ピーク日時、方角、注意することなどをご紹介。
絶好のロケーションで、家族や恋人と特別な思い出をつくりませんか?
天体観測が成功するよう、最低限の知識を学びましょう!
「こと座流星群」とは、どんな星座?
まずは「こと座」という星座はごぞんじですか?
「こと座」という星座はとても小さな星座で、楽器の(琴)の形をしています。
「こと座流星群」は古くから観測されている流星群で、1945年には活発な流星群が見られたようですが、最近はあまり目立った観測がされていません。少し気まぐれのようです。
「こと座」についてのギリシャ神話がありますので、ご紹介します。
【オルフェウスの金のたて琴】
ギリシャのテッサリアに住むオルフェウスは、琴の名手と呼ばれていました。
誰もが聞き惚れてしまう彼の奏でる琴には、全ての動物に安らぎと休息を与える不思議な力がありました。
オルフェウスには美しい妻エウリュデケがいます。
二人はお互いを心から愛する仲睦まじい夫婦で、幸せな日々を過ごしていました。
ところが突然、悲劇が起こります。
妻エウリュデケが毒蛇に噛まれて死んでしまったのです
悲しみに暮れるオルフェウスは、毎日奏でていた琴をやめてしまいました。
諦めきれないオルフェウスは、取り戻すため死者の国に行く決意をします。
オルフェウスはついに死者の国に行き、王に出会いました。
何とかして王を説得するため、オルフェウスは琴を奏でました。
すると、その音色にすっかり聞き惚れた王は、妻を返してくれることに。
だが条件として「地上に着くまでは決して振り返ってはいけない」と約束を結びました。
喜ぶオルフェウスは人間の国に近づく途中で、居ても立っても居られず、後ろを振り返ってしまいました。
約束を破ってしまったオルフェウスのもとから、エウリュデケは跡形もなく消えてしまった。
嘆き悲しむオルフェウスは、動くことが出来ず、そのまま本当の死を迎える事になるのです。
その後オルフェウスとエウリュデケは、死後の世界でやっと離れることなく、いつまでも一緒に暮らしたといいます。
これが「こと座」をモチーフにした物語です。
物語を知ることで、天体観測の見方も変わってきませんか?
2017年4月「こと座流星群」観測ピーク時間と方角は?
2017年の「こと座流星群」は、4月16日(日)~25日(火)の間で見ることができるそうです。
「こと座流星群」観測ピーク時間は
《日時:2017年4月22日(土)時間:21時頃~》と予測されています。
ですがが、なるべくなら街の光りや月明かりがない方がいいので、
《明朝の4月23日午前3時頃》の方が見れる確率が高いと言われています。
天候さえ良ければ方角は、基本どこでも見られるのですが、東の空で建物など障害物の少ない場所がオススメです。
また広くて空全体を見渡せる、公園や広場など障害物が少ない場所を選びましょう。
観測予定日北海道の天候は
4月22日(土)曇りのち晴れ・降水確率30%・気温11°
4月23日(日)晴れのち曇り・降水確率20%・気温12°と今のところは問題ないですが、前日の21日(金)が雨の予報なので、天気がずれないことを祈ります。
北海道の大自然で天体観測デートなんていうのもロマンチックで素敵ですね♡
条件さえ合えば「こと座流星群」は、1時間に10個程度の流星群が見られます。
さて観測条件が最高と言われている今年は、たくさんの流星群が現れてくれるのでしょうか。
北海道で観測するオススメスポットや展望台をご紹介
ここでは、大自然北海道で星がきれいに見えるオススメ観測スポットをご紹介します。
1度は行ってみたい!絶景スポットがたくさんありますよ!
1.【銀河の森天文台】(オススメ/家族・友人・恋人)
日本最大級の反射望遠鏡を備える、星空ファンなら一度は行ってみたい天文台です。
星にやさしい町10選にも認定されています。
住所:足寄郡陸別町宇遠別
2.【知床峠】(オススメ/家族・友人・恋人)
標高738mの峠で、世界遺産にもとうろくされています。
大自然と共に最高の絶景が広がる、有名な場所です。
ここには【知床峠展望台】があります。
住所:北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
3.【初山別天文台】(オススメ/家族・友人・恋人)
周囲に灯りがほとんどないため、幻想的な星空を眺められます。
夜空に輝く星を、まじかに見られる絶景スポットです。
住所:北海道苫前郡初山別村字初山96番地
4.【多和平和キャンプ場】(オススメ/家族・友人・恋人)
ここはなんと!地平線360°を見渡せる、開放感たっぷりのスポットです。
絶景の星空がキャンプをしながら楽しめます。
住所:標茶町上多和
5.【摩周湖】(オススメ/家族・友人・恋人)
神秘的な湖です。摩周湖の水はとても美しく、「摩湖ブルー」と言われています。
湖に落ちていく流星群も、見てみたいですね!
星空ツアーも開催されているようですよ。
ここには2つ展望台が湖を挟むようにあります。
【摩周湖第一展望台】
住所:北海道川上郡弟子屈町字弟子屈原野
【裏摩周展望台】
住所:北海道斜里郡弟子屈町清里町清泉
「こと座流星群」を見る注意事項と持ち物
天体観測をする時の注意事項
《服装》
関東は春らしい陽気となってきましたが、北海道はまだまだ寒いので、しっかりと防寒対策をしてください。
野外での鑑賞はかなり冷えると思います。
十分注意して、暖かい服装で鑑賞するように心がけましょう。
例えば「厚手の上着」「マフラー」「手袋」「耳あて」「ブランケット」「カイロ」など小物も大いに活用してください。
長時間鑑賞される人は、水筒に温かい飲み物を入れ持参するのもオススメです。
《マナーを守りましょう》
沢山の人が天体観測を楽しんでいるので、大きな声で騒がない・出たゴミは持ち帰る・フラッシュ撮影はしない・私有地に入らないなど最低限のマナーは守り、お互いが気持ちよく鑑賞できるよう心がけてください。
《同じ姿勢に注意》
流れ星を見逃さないよう、一定方向ばかり集中して鑑賞するのは逆効果です。
約15分間、夜空を見渡すように眺めるのが、流星群を見つけるコツです!
また、長時間同じ姿勢をとって首などを傷めないよう、十分注意してください。
天体観測をする時に必要なもの
《持ち物》
野外の広い場所では「レジャーシート」を敷いて、北海道の大自然に寝ころびながら鑑賞するのも、贅沢でおすすめです!
暗闇で足元などが危ないので「懐中電灯」があると安心です。持っていればスマホの「方位磁石アプリ」などもあると、方角を特定できるので便利ですね。
《願い事はあらかじめ考えておきましょう》
願い事もきちんと考えましょう。
せっかくの流星群です!直前になって焦ってしまい「願い事ができなかった」なんてことにならないよう、あらかじめ準備し後悔のない時間を過ごしてください。
まとめ
いかかでしたか?
「こと座流星群」観測予定日が待ち遠しいですね♡
観測条件が最高と予測されている、2017年の「こと座流星群」を見逃すわけにはいきません!
北海道の大自然で是非鑑賞したいものですね!
観測ピーク時間は2017年4月23日(日)午前3時頃~です。
見逃さないよう、持ち物や注意事項に気をつけて、歴史に残る瞬間を見届けましょう。
運よく沢山の流星群を見られることを期待し、その日に備えましょう。
最後まで記事をご覧いただき有難うございました。
「こと座流星群」が沢山見られますように。願いが届きますように。・・・☆
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