引っ越し・転勤が決まったあなた。
長年お世話になった部屋を引き渡す前に、大掃除にてんてこまいかと思いますが、一番頭が痛いのは水回りではないでしょうか。
代表的なものが、何年もかけて育ってしまう、
「洗面台の黄ばみ」!
排水溝周りや蛇口の根本など、できれば入居したときのキレイな状態に戻したい!
でもこの積み重なって出来た頑固な汚れにはどう対処したらいいの?
クリームクレンザーの様なプラス掃除ではなかなか消えないし、強烈な薬剤や研磨材など使ってしまうと傷が付きかねないので無理もできない・・・。
業者にお願いすれば間違いないですが、出来れば出費は押さえたい。
気が付くと、段々見てみないふりをしてしまう自分がいる・・・
しかし、引き渡す日はどんどん近づいてきてそうも言ってられない!
そこで思い浮かぶのが、最近雑誌やテレビでもよく目にする、手ごろで安全な「クエン酸」
これで水回りの汚れを一掃、なんて言葉をよく聞きますが、実はそんなうまい話はない!
でも身の回りにあるものや簡単に手に入るものをプラスアルファすることで、少し根気がいりますが、一気にキレイにすることができるんですよ!
では、これから「クエン酸+α」を徹底活用した、目からうろこの掃除マル秘テクをお教えします!
洗面台の頑固な黄ばみを簡単、綺麗に落とす方法
まずは、「黄ばみの正体」から知っておきましょう!
●洗面台の黄ばみの正体は?
黄ばみというと、「壁紙のタバコのヤニ」、洋服であれば「襟元の皮脂汚れ」等が代表的です。
洗面台の場合はというと、
- 人の皮脂
- 石鹸カス
- 水道水に含まれるミネラルの汚れ
これらの三大要素が水垢として堆積して黄ばみ、気が付いた時には簡単には取れない頑固な複合汚れになります。
なんて偉そうにお話ししているわたしも、ついついさぼって痛い目を見たことが何度も…
汚れは原因によって、一つ一つ落とし方が異なります。
でも、やるならまとめて退治してしまいたいですよね!
●洗面所の洗面台を徹底的にピカピカにする事前準備
それでは、必要なものを用意してピカピカ掃除の準備をしていきましょう!
クエン酸
酸性のクエン酸は、洗面台の代表的な汚れ・石鹸カスを溶かし落とします。
今回はしつこい汚れ用に、
水3:クエン酸1
と濃い目の溶液をスプレーボトルに入れて使用します。
スプレーボトルは100均にあります。
メラミンスポンジ
メラミンスポンジは研磨力が強く、洗剤を使わなくても水で濡らすだけで汚れを落としてしまう、最近は100均にも並ぶ言わずと知れた便利グッズ。
ただ、強くこすってしまうと目に見えないレベルの小傷がついて、汚れを呼び込む原因になってしまうので注意しましょう。
重曹
アルカリ性の重曹は、クエン酸では取り切れない「皮脂汚れ」と水道水の「ミネラル汚れ」を溶かす働きがあります。
重曹3:水1
の割合で混ぜた「重曹ペースト」は研磨剤の働きをして、傷をつけずにざらつきを絡め落とすことが出来ます!
他に使い古しの歯ブラシ・ティッシュ・ラップ・マイクロファイバークロスを用意してください。
その他は100均で揃えることができます。
さあ実践!クエン酸+αで黄ばみを根こそぎ退治
準備はできましたか?
今度は実践です!
黄ばみ根こそぎ退治を始めましょう!
まずはクエン酸パック
洗面台の水受け全体にティッシュを並べ、上からクエン酸溶液をたっぷりスプレー。
汚れに充分染み込むよう、上からラップで覆って軽い汚れなら30分、頑固な場合は半日~一晩放置。
「ラップ×メラミンスポンジ」でざらつき一掃
しっかりクエン酸を浸透させたら、ティッシュを取り除き、覆っていたラップをくしゃくしゃに丸めて全体をこすりましょう。
ざらつきはかなり落ちるはず。
さらにメラミンスポンジを使って力を入れないよう優しく磨くと、水が玉になって流れ落ちるぐらいツルツルに。
それでも取れない固まった汚れは重曹ペーストにお任せ
クエン酸効果でキレイになってもまだしつこくこびりつくのは、排水溝や蛇口周辺に出来る、石のようなミネラル汚れ。
これは研磨効果の高い重曹ペーストと歯ブラシにバトンタッチしましょう!
気になる部分に重曹ペーストを塗り付け30分ほど置いたら、古歯ブラシで優しくこすってみてください。
汚れがアルカリでもろくなってポロポロと崩れてくれるはずです。
完全にとれなかったらまたペーストを塗り時間を置いてこする・・・を根気よく繰り返すとキレイになりますよ。
仕上げはマイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスも100均でお手軽に用意できる優れもの。
全体に水でクエン酸・重曹の成分を洗い流したら、最後にマイクロファイバークロスで拭きあげましょう。
マイクロファイバークロスは極細の化学繊維で出来ていて、素材を傷つけず汚れをかき出すので、仕上げに水分をさっとふき取るだけで目に見えない取り残した黄ばみ予備軍の汚れまでスッキリ。
洗面台の黄ばみは落とした後が大事!手軽にできる予防法!
少し時間はかかりますが、身近な物を使って思ったより簡単に、そしてキレイにすることが出来た洗面台。
次に住むお部屋では、こんな苦労することなく未来永劫?!キレイをキープしたいものですよね。
実は日頃の簡単なひと手間で、黄ばみ汚れを予防出来るんです。
●洗面台に余計なものは並べない
水がかかる部分に物が溢れていると、そこに水が溜まり、ホコリとからんで水垢=黄ばみやカビなどが発生する原因になります。
出来るだけキャビネット内に収めて、汚れる前にさっと手入れしやすい様にしておきましょう。
●洗面台に水滴を残さない
毎日歯を磨いたり顔を洗ったりした後、最後にきれいな水で流し洗えば水垢=黄ばみはつかないと思っていませんか?
でも、その洗い流した水が蒸発したとき、最初にお話しした黄ばみ三大要素の「ミネラル汚れ」が残ってしまうのです。
そこで、掃除の最後におススメしたマイクロファイバークロス。
吸水力も綿タオルの3倍以上なので、さっと撫で上げるだけで余計な水が消え、ついでにほんのり残った汚れも掻きとってくれます。
●数日ごとクエン酸×月イチ重曹
それでも数日すると、ツルツルだった洗面台がどうしても曇ってきます。
ここでも活躍するのはクエン酸。
普段使い用に濃度を変えて、水100mlに「クエン酸」小さじ1/2のスプレーを作り、洗面台全体に吹き付け15分ほど置いたらメラミンスポンジを使い優しく洗い流しましょう。
クエン酸は作用が穏やかなため、日々の掃除にもぴったりです。
そして月に一回は重曹ペーストで全体を磨き、蓄積するミネラル・皮脂汚れの元を断ちましょう。
最後の仕上げは、マイクロファイバークロスで水分をふき取ればバッチリです!
まとめ
掃除がおっくうだけど、手を抜くとすぐに嫌な汚れが出てしまう洗面台をはじめとする水回り。
エコで安全・お手軽な「クエン酸」に身近なものを「+α」するだけで、主婦なら頭を悩ませがちな頑固な黄ばみ汚れにこんなに活躍してくれるなんて、心強いですね。
キレイにした後の汚れの予防法も活用して、あなたもストレスフリーな家事をしてみませんか?
クエン酸、重曹はスーパーで。
メラミンスポンジ、マイクロファイバー、歯ブラシ、スプレーボトル、ティッシュ、ラップは100円均一にあり、お金もほとんどかかりません。
また、「楽天」や「Amazon」などでも簡単に手に入るので、ぜひ今回の方法を使い、洗面台の黄ばみをきれいにしてみてください。
以上、黄ばみや汚れをきれいに落とすマル秘テクニックのご紹介でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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