…なんていきなりお子さんに尋ねられても、あなたはすんなりと答えることができますか?
なんとなくイメージがあるものの、しっかりそれを子供にもわかる文章にすることって難しいですよね。
今回は、お子さんの急な問いにも答えられるように、秋の七草について勉強をしておきましょう。
これを見れば、いつ子どもに聞かれても安心ですよ^^
秋の七草とは何かを子どもに説明するなら何て言う?
お子さんに秋の七草のことを聞かれた時は、あまり難しいことは言わずに、シンプルに答えると理解しやすいでしょう。
これはね、むか~しの人が、秋に野原に出かけた時に見つけたの。
このお花を見て、『秋がきたんだな~』ってうれしくなって、そのお花たちのお歌をうたったんだよ。
今でもそのお花は見れるから、一緒に散歩した時に探そっか^^
お子さんと一緒にお散歩に行ったり、お花屋さんに行った時に、それぞれのお花を教えてあげると良いですね。
では、それぞれの花「秋の七草」について由来や意味を詳しく見ていきましょう。
秋の七草の由来や意味は?
「七草」といえば、春の七草を思い出される方が多いかもしれません。
春の七草は、七草粥として1月7日の朝にいただくものです。
それに対して、秋の七草はお粥にしたりすることはありません。
それでは、どんなことに使うんでしょうか?
秋の七草は、山上憶良(やまのうえのおくら)が万葉集で詠んだ2句が、起源となっています。
(あきののに さきたるはなを およびおり かきかずふれば ななくさのはな)
(はぎのはな おばなくずはな なでしこのはな をみなえし またふじはかま あさがほのはな)
1句目で、「秋の野原に咲いている花を数えたら、7種類あったよ」と詠み、
2句目ではその花の名前を羅列しています。
秋の七草とは、昔から秋の到来を感じさせる植物の事です。
実は、秋の七草は特定の行事がなく、ただ上の句のように「秋の訪れを楽しむためのもの」なんです。
ここで、どんな植物があるのかご紹介しますね。
・萩(はぎ)
マメ科の植物で、7~10月に開花します。
「おはぎ」の語源になっている花でもあるんですよ。
・尾花(おばな)
これは、すすきのことで、7~10月に開花します。
なぜ「尾花」なのかというと、花の形が尾っぽみたいだからなんです。
・葛(くず)
葛粉がとれることで有名ですね。
この花は7~9月に開花します。
・撫子(なでしこ)
「大和撫子(やまとなでしこ)」の言葉はご存知な方も多いでしょう。
その語源となった花で、6~9月に開花します。
・女郎花(おみなえし)
8~10月に開花します。
沖縄以外では、日本各地で見られる植物なんですよ。
・藤袴(ふじばかま)
キク科の植物で、7~11月に開花します。
乾燥させるといい匂いがする花です。
・朝顔(あさがお)
歌では「朝顔」となっていますが、本当は「桔梗」のことです。
7~9月に開花します。
秋の訪れを感じさせる花たちということですが、夏からじわじわとさきはじめるものも多いようです。
まとめ
秋の七草は、万葉集が作られた時代からある、秋の楽しむための7種類の花のことを指します。
- 萩(はぎ)
- 尾花(おばな)
- 葛(くず)
- 撫子(なでしこ)
- 女郎花(おみなえし)
- 藤袴(ふじばかま)
- 朝顔(あさがお)
実は、藤袴と桔梗は、現在、絶滅危惧種なんです。
日本に昔からあり、秋の七草としても愛されてきたこれらの花が見れなくなってしまう日も来るのかもしれない…。
そう思うと、とても残念に思います。
お子さんたちにも、
「昔はね、もっとまちにはたくさんの自然があったんだよ。
昔の人がだいじにしてきた秋の七草も、わたしたちもだいじにしたいね。」
と、自然の大切さを教えてあげてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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