お盆の墓参りはいつ行く？時間や時期は決まっている？行ってはいけない時間帯とは？

お盆になると、親からの「墓参りに来い」メール。

毎年恒例のことだけど、気になることってありませんか?

「そういえば、どのタイミングでお墓参りってしたらいいんだろう…。」

「お墓参りの時間帯とかって、決まっているのかな…。」

こんなことを思いますよね。

今回は、お盆時期のお墓参りのタイミングについてお話しますので、ぜひ最後まで読み進んでくださいね。

お盆のお墓参りはいつ行くべきか？時期は？

一般的には、8月13日～16日がお盆の時期です。
(7月13日～16日の地域もあります。)

さて、このお盆期間中、どのタイミングでお墓参りに行くのがいいんでしょうか?

お盆初日の13日のことを、「盆入」といいます。
この日お墓参りに行かれる方が、一番多いでしょう。

なぜなら、この日は「迎え火をする日」だからです。

この盆入は、あの世からご先祖様が帰ってくる日です。

ご先祖様が迷わずに自宅に戻れるように、現世の人間はお墓まで提灯を持って迎えに行きます。
この火を「迎え火」というんですよ。

そして、その次にお墓参りをする人が多い日は、お盆最終日の「盆明」16日ではないでしょうか。

この日に、ご先祖様は元の世界に戻ります。

現世の人間は、この日にまた提灯を持ってお墓まで行きます。

この提灯の灯りは、ご先祖様の帰り道を照らして迷わないようにするためのもので、「送り火」と呼びます。

この「盆入（13日）」「盆明（16日）」は、ご先祖様がこの世を行き来する日なので、お墓参りをする大切な日ともいえますね。

「じゃあ、それ以外の14・15日はお墓参りしないの?」

…いえいえ、そういうわけでもないんですよ。

お盆期間中、ご先祖様はお墓の中にはいませんが、お墓参りしても問題はありません!

この時期には、ご先祖様の代わりに仏様がお墓にいらっしゃるんです。

お墓を守ってくれている仏様に感謝するという意味で、お墓参りをする方もいます。

その他、お盆前にもお墓には是非行っておきたいものです。

…そう、お盆が来る前の「お墓掃除」です。

お盆時期、お墓はご先祖様にとってみればこの世への玄関になるわけですから、ここが汚いと失礼ですよね?

時間が取れる方は、丁寧に掃除をしてくださいね!!

お盆のお墓参りに行く時間は決まっているのか？

それでは、お盆にお墓参りに行く時って、行くべき時間帯は決まっているんでしょうか?

一般的に、お墓参りは「朝」に行くものだと言われています。

ご先祖様を敬う日本人にとって、お墓参りは昔からとっても大事なイベントでした。

お墓参りを優先して、1日を過ごしましょう

という考えから、お墓参りは朝行くものとされていたようです。

また、実用的な面から見ても、朝にお墓参りに行くことはオススメです。

夏って昼間とっても暑いですよね?

そんな中、お墓参りに行っていたら、特に子供やお年寄りには熱中症などの危険があります。

比較的、涼しい朝方に行った方が、安心してお墓参りができますよ!

お盆のお墓参りに行ってはいけない時間帯とは？

それでは、反対にお墓参りを避けた方がいい時間ってあるんでしょうか?

「夕方・夜はお墓参りをしないほうがいい」ってどこかで聞いたことはないですか?

昔から「日が傾くと、墓場には妖怪などの、この世のものでない怖い存在が現れる」…といわれています。

お化けに連れて行かれるから、夕方はお墓に行ったらダメだよ!

…なんて、私も言われたものです。

現実的にも、遅い時間の墓参りは避けた方がいいという理由はあるんです。

墓場は石だらけだったり、コンクリートの固い地面なところも多く、転けると危ないです。

特に暗くなって足元が見えづらくなると、思わぬ怪我をしてしまう危険もあります。

ですので、日が落かけの夕方や夜間のお墓参りは避けた方がいいでしょう。

…とはいっても、やむを得ない事情で夕方しかお墓参りにいけないこともあるかもしれません。

そんなときは、念の為に懐中電灯をもって、用心して出かけてくださいね。

まとめ

「お盆のお墓参りに行かなきゃ!!」

…の前に、まずはお墓掃除をして、ご先祖様を迎える玄関口であるお墓をキレイにしておきましょう。

お盆中のお墓参りのタイミングとしては、盆入13日と盆明16日はご先祖様の移動日なので、できたら押さえておきたい日ですね。

しかし、現代人のライフスタイルは昔の人とは違います。

タイミングが合わなくて、どうしてもお墓参りができない場合もありますよね?
そんなときは、せめて心の中で手を合わせておきましょう!

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。